英会話(日本放送出版協会)
『カタカナの方法』

 カタカナの言葉を、毎月、ひとつずつ取り上げ、様々な角度から考察する連載。これまでに、「ハロー」「スタミナ」「デラックス」「サービス」「パレード」「ウルトラ」などを取り上げた。ひとつのテーマで書き続けると、考察する切り口が似たようなものになってしまうのが問題で、以前も、ひとつのテーマで書いた連載がそうなってしまい、もう手がないというところでやめにした経験がある。この連載はどこまでゆけるかわからない。
 一冊の本(朝日新聞社)
『文学でゆく』

 以前からずっと続いており、それでもいまも一番、書くのが楽しい。横光利一の『機械』という短編小説を、だらだらと読み続け、分析する連載だ。一年以上続いてるが、いまだに、数ページしか読み進まない。いかに進まないかが勝負のわかれめだ。なんの勝負かわからないが。先のことはわからない。どんな、「読み」になるかもわからない。今世紀中に読めるか、まだ自分でもわからないのだ。
 fai(富士総合研究所)
『メディア斜め切り』

 連載の二回目にして、はじめて、「メディア」がテーマだということを知ったのだった。なんて、だめな人間なんだ俺は。二回目の原稿を渡したところで、「メディアについて書かれてませんけど」と指摘された。一回目は、偶然、メディアについて書いているのも奇妙だが、まあ、そういうことはしばしばあるものだ。「メディア」と言えば、ふつう、テレビといった、マスなものを取り上げるだろうが、「マス」なことについて書くことになんの興味もないので、今後も、ひっそりとしたメディアについて書いて行こうと思う。この連載タイトルは、テーマについて知らなかったくらいだから当然、自分で考えたものではありません。
 1998年7月現在