『TOTAL LIVING 1986-2011』

  本公演 (2011年/10月) より

『TOTAL LIVING 1986-2011』

  本公演 (2011年/10月) より

『TOTAL LIVING 1986-2011』

  本公演 (2011年/10月) より

『TOTAL LIVING 1986-2011』

  本公演 (2011年/10月) より

『TOTAL LIVING 1986-2011』

  本公演 (2011年/10月) より

『TOTAL LIVING 1986-2011』

  本公演 (2011年/10月) より

『TOTAL LIVING 1986-2011』

  本公演 (2011年/10月) より

Apr. 29, 2012

 さて、昨年の「春式」に続いて、今年もワークショップを開催することは、すでに告知しましたが、そのときは夏だから、『ワークショップ・サマー・ジャンボリー』という名前にする予定でした。しかし、よくよく考えてみると、「ジャンボリー」と名乗るほどのものではありません。よく考えてもらいたい。いったい、「ジャンボリー」とはなんのことか? 「jamboree」を辞書で調べると、驚くべきことに、「にぎやかな宴会」「お祭り騒ぎ」のことだとあります。私たちはなにも夏のくそ暑いなか、どんちゃかどんちゃか、お祭りをやろうとは思っていないし、にぎやかに宴会をやろうなどとも考えていないのです。そういうものを期待するならフジロックか、ライジングサンに行ってもらいたい。

 こじんまりとしたワークショップです。だからここは地味に、『夏型』という名前にしました。夏です。夏に開催されます。だったら「夏型」に決まっているじゃないですか。

 最初に触れたように、『春式』はこれからも機会があったら開きたいと思っています。春はなにかを始めるのにはちょうどいいですしね。そして、今年は『夏型』です。ぜひたくさんの方に参加してもらえたらと思います。『夏型』の詳しいこと(日程や場所など)が決まったらここで告知します。また新しい誰かに出会えたら幸いです。そして、演劇について、ワークショップを通じて互いに考えることができればと考えます。<演劇>のことをしたいと思いつつ、けれど、狭い領域を越境し、遠くまで行くことはできないか、その小さなエッジを滑るように進み、暗がりをくぐり、いくつもの障害をすり抜け、ひやひやしつつ、どきどきし、それでも、ふと気がつけば、ちょっと新鮮な場所にたどりつけたらいい。ささいなことでいいんですけどね。ヒントでも見つかればそんなに嬉しいことはない。

 今年の8月です。大いに夏です。くらくらするような暑さです。夏は修行の季節です。

牛の知らせ「素晴らしきぐずぐず」

 大学の授業がはじまって、ほぼ一ヶ月が過ぎました。始動は、どんなことでもやっかいですが、動きはじめれば気持ちがいいものです。季節も変わります。気分も変わるでしょう。

 で、この四月、2年ぶりにエッセイ集『素晴らしきテクの世界』(筑摩書房)が刊行されました。筑摩書房のIさんにほんとうに迷惑をかけた単行本です。ゲラをですね、2年間ぐらい戻さず(つまり、直しを入れて、編集者に返すことですが)、よく読みますと、「あとがき」の日付がその頃になっているという、2年ぐらい過去になっていると。なにをしていたのだ、俺は。そうやってぐだぐだ、ゲラの直しをしないまま、時間が過ぎているうち、あの震災が来て、私の住んでいるマンションも揺れました。本棚の本が崩れて床に積み上がり、キッチンでは食器が割れました。あの混乱のなか、ゲラがですよ、大事なゲラが、どこにいったかわからなくなってしまった。消えたゲラを探す冒険、と、そんなふうに書けばなかなかに面白い話になりますが、要するにあとかたづけです。探しました。片づけました。けれどゲラは見つからなかった。私は片づけがほんとうに苦手だったのです。あらためてIさんに頼んでまたゲラのコピーを送ってもらうことに。「直し」が終わったのが今年になってからです。こうしてようやく刊行されました。

 なにをやるのにも時間がかかる。するするとやってしまうことが、どうもできない。あるいは、中途半端なものを作るのが納得できない。それでも出版してくれた筑摩書房に感謝するしかありません。考えてみれば、あれもそうでした。伊藤整賞をいただいた『時間のかかる読書』は、連載が12年ぐらい続いたのですから、それを許してくれた朝日新聞出版の「一冊の本」には、いくら感謝しても足りません。それにしたって時間がかかる。時間がかかるとか、すごくかかるとか、そんな半端なものじゃない。だからよかったんだ。ぐずぐずすることにこそ、大事ななにかがあるのだ。これからもぐずぐずしますよ。そしてなにか見つけますよ。きっと発見します。見つけたときには70歳ぐらいになっているかもしれませんが。 宮沢章夫

about PAPERS

遊園地再生事業団が運営するWebSite PAPERSです。遊園地再生事業団の活動予定、主宰する宮沢章夫の個人的なPage、ほかにも、WorkShop情報、などで構成されております。毎週火曜日更新というのが本来のPAPERSだがそれは土台無理。というか、いまとなってはどうでもいいことになってしまった。ぼちぼちやってゆく。繰り返すようだがぼちぼちだ。

banners

宮沢へのメールはこちらから

宮沢のツイッターはこちらから

早稲田大学文化構想学部表象メディア論系サイト

PAFF [パフ] すべての非正規労働者に一人前の賃金を!

SAVE BURMA!

京都造形芸術大学・舞台芸術研究センター

TREK

坪内逍遙の原稿はもう書いた

ハイナー・ミュラー/ザ・ワールド

ディラン